You have a long and successful career and changed jobs several times. You earned a CPA and were working in the traditional professional firm, however you changed your career dramatically. How did your career changes shape your future career vision?
私のキャリアは公認会計士試験合格後、監査法人からスタートしました。今となっては良い経験でしたが、パートナー、マネージャーやクライアントが外国人という外資系企業の監査チームに放り込まれ、英語ができるかどうかで生きるか死ぬかの環境で過ごしたことは強烈な原体験となっています。国内にいながらもグローバルな環境であり、海外ファームと連携しながらの会計監査・アドバイザリー業務はとてもやりがいのある仕事でした。しかし、ビジネスの結果としての過去数値を監査・検証することよりも、アクティブにビジネスを推進し意思決定を行っていくフロントサイドにキャリアをシフトすることを意識していました。
外資系投資銀行の監査を行う中でM&Aに興味を持つことは自然な流れでした。監査法人からBig4系コンサルティングファームに転職し、FAS業務においてM&Aの基礎を習得した後、大手金融機関のプライベートエクイティ投資チームにおいて自己勘定投資(Leveraged Buyout)に従事しました。投資プロフェッショナルとして在籍6年弱で3件の投資実行(うち2件Exit)できたことは、自分の中での大きな成功体験になっています。また、ソーシング・エグゼキューション~投資後のバリューアップ~Exitまで一気通貫で経験できたことは経営管理全般のビジネススキルを身につける観点でとても貴重な経験でした。特に、投資後のPost-MergerフェーズにおいてITシステム最適化プロジェクトやビジネスインテリジェンスツールの導入等を通して、ITやデータアナリティクスに可能性を感じたことが次のキャリアへのきっかけとなっています。
2018年から現職(留学前)のデータアナリティクス・AI開発のスタートアップに参画しました。COO兼CFOとして、入社時8人だった会社を130名超まで成長させたこと、大手IT企業へのM&A Exitを達成できたことは、私の人生においてかけがえのない経験となりました。また、M&Aの売り手・買い手を社内外の立場から経験したことは私の視座を何段階も上げてくれたと思います。M&A後も引き続き経営に携わり、企業文化の融合や会社の成長に貢献できたと感じています。
思い返せば、キャリア形成について長期的なビジョンを設定するというより、キャリアチェンジのタイミングで興味ある職種・業界に直感的に飛び込んできました。また、学習面においても、これまでは体系的・学問的にビジネスを学ぶのではなく、個別業務に対処しながら知識を身に付けてきました。留学準備はキャリア形成、学習面で長期視点を再考する良い機会だったと思います。
When did you start getting interested in the MBA/MSc?
最初に海外大学院留学を検討していたのは2014年前後です。海外MBA/MScに興味を持ったきっかけとしては、①会計ファームにおいてグローバルな職場環境を経験し、いつかは海外に居住して国際感覚を身に付け、英語力を向上したいと思ったこと、②プライベートエクイティ投資に従事していた時、得意分野であるアカウンティング、ファイナンス以外の経営管理について体系的に学び直したいと思うようになったこと、の2点です。
その後、2018年からスタートアップに参画し、幸いにも会社を成長させ、Exitを経験することができました。Post-Merger Integrationが落ち着いた後、次のキャリア形成に向けてスキルや人的ネットワークをreshape/reframeしたいと思うようになり、2022年に入ってから本格的に留学準備を開始しました。
You are a bit older and have more career and management experience, what did you prioritize when selecting an MBA/MSc program?
プログラムの優先順位は以下の3点に基づき決定しました。
①同世代のClassmateを多く抱えるMid-career programであること(私は留学時40歳)
②Entrepreneurshipに強みを持っていること
③Full-time programで、現地に居住し家族が帯同できるビザが発行されること
当初はEMBAも検討していましたが、EMBAはPart-timeを前提としており③の条件を満たすことができないことを学校リサーチの中で知りました。最終的にはFull-timeを前提とするMid-career programの選択肢は数校に限られました。
What did you find attractive about the LBS Sloan Masters program?
以下の3点からLBS Sloan Mastersがベストなプログラムであると感じました。
①世界で最もシニアなプログラム(平均職務経験年数18年、平均年齢42~43歳)であり、EntrepreneurやCxOクラスが多く在籍していること。また、既にある程度シニアなポジションに在籍しているClassmateが多いので、卒業後のネットワークの質が高くなると考えました
②プログラム名のとおりLeadership & Strategyに特化しており、Entrepreneurship系のコースも充実していること
③子供の教育(8歳、3歳の2人)という観点で、ロンドンという多様性のある環境が魅力的であること。Alumniの先輩方もロンドンの学校事情について詳しく教えてくれたので大変助かりました。
特に、お話したAlumniの方々は皆とてもSupportiveで、LBSのコンセプトである"Contribution to the community"を文字通り体現されているな、と感じました。
The MBA experience is not all professional, what are some of the personal benefits you are seeking for you and your family?
今回の留学の目的の一つは子供の教育(8歳、3歳)です。私の子供たちが、国際金融都市ロンドンの中心で多様なクラスメートと共に学校生活を送ることができるという点、親冥利に尽きる、の一言です。また、LBSもSloan在校生のFamily Eventを多く開催してくれるらしく、Classmateの子供たちとの交流の機会も私の子供たちにとって貴重な体験となると思います。
What was the hardest part of the application for you?
最も苦労した点はEssayのアイデア出し、ストーリー構築です。LBS Sloan MastersのApplicationにおいては、600字のEssayを2つ書き上げる必要がありましたが、基本的なエッセンスは通常のMBAと同様、Why MBA/MSc? Why Now? 短期・長期ゴール、Why LBS?だと思います。私は公認会計士試験合格後に監査法人に入所し、就職活動も経験しませんでした。また、これまでどちらかというと直感的なキャリア形成をしてきたため、いわゆる「自己分析」を言語化して向き合うのは今回が初めてでした。しかし、今回の留学準備を通して”Who am I?”を考える良い機会だったと思います。
How did Edogijuku help you prepare a successful application?
私は、Resumeアドバイス、Essayアドバイス、Interview対策の3つのサービスを利用しました。
その中で感じたEdogijukuの強みは以下です。
①圧倒的な情報量
Edogijukuとコンタクトを取らないことがリスクであると感じるほど、主要な大学、プログラム、Applicants、卒業生等の情報がEdogijukuに集まります。Essayを書き始める前の自己分析の段階で、私の短期・長期ゴールの設定(スタートアップ関連)に関してEdから”It's a bit risky”と指摘を受けたことがありました。私は当初この指摘に関して疑問を感じていましたが、Edと議論を進める中で、彼は日本のスタートアップ業界にも精通していることを知りました。日本のユニコーン企業で活躍するMBAホルダーはかつてのEdgijukuのクライアントだったのです。Post-MBAのキャリア形成過程を熟知した上でのアドバイスであったことに大変感銘を受けました。
②レスポンスの速さ
とにかくレスポンスが速く大変助かりました。私の場合、初めての出願がLBSであり、かつ3rd round(7月12日)の出願を決めたのは6月に入ってからで、Why MBAを考え始めたのも期限の4週間ほど前でした。私のEssayアイデアを固めるにあたり、1~2回のディスカッションで自分のコアとなるストーリーを構築できたのは大きかったです。レスポンスが早いのでメールでのやり取りで特に不自由を感じたことはありませんでした。
③アドバイス
1時間のInterview対策を5回ほど利用しました。主に、Strategyを構築すること、Main idea(結論)を先に述べることに関してアドバイスを受けました。面接用のメインストーリーはいくつか用意していましたが、ダラダラとストーリーを話してから結論を最後に述べるという癖がついていました。Edからの「Main ideaを先に述べることで説明の効率を上げられる(少ないWord数で伝えることができる)」という点を意識できたこと、Model answerをフィードバックしてくれたことは大変効果的でした。
What advice would you give to applicants?
(留学準備面)
Mid-careerのプログラムでは、TOEFL/IELTSやGMAT/EAを不要(又はWaiver可)としているプログラムもありますので、Applicationの必要書類はよ~く各プログラムのWebサイトを確認されることをお勧めします。
また、当然ですが、留学するのは皆さま個人であり、合否を決めるのはAdmissions Officeです。
私は留学準備の中で、「GPAが・・・」「TOEFLが・・・」「GMATが・・・」と色々な意見を聞く中で「スコアが足りないからこの学校は無理」というように勝手に自分で自分の可能性を狭めていることに気付きました。
海外大学院は情報の非対称性が大きい領域だと思いますが、スコア、成績だけで合否を決めるわけではありません。
皆さまが情報に踊らされることなく、強い信念をもって留学準備・出願に臨まれることを願っています。
(メンタル面)
40歳に差し掛かり、晩年に「あれをやっておけばよかったな」と思うことの無いように日々意識して過ごすようになりました。
私は2015年に一度留学を断念しています。当時は自分の目標が無くなってしまったような喪失感を感じることもありました。
しかし、それ以降仕事に打ち込み実績を積むことで、8年越しの海外大学院留学を実現することができました。
何を始めるにも「今日の自分が一番若い」ので、遅いことはありません。
自分の可能性を信じて一歩を踏み出す皆さまを応援しています。
皆さまの夢の実現、志望校への合格を祈念してやみません。
私のキャリアは公認会計士試験合格後、監査法人からスタートしました。今となっては良い経験でしたが、パートナー、マネージャーやクライアントが外国人という外資系企業の監査チームに放り込まれ、英語ができるかどうかで生きるか死ぬかの環境で過ごしたことは強烈な原体験となっています。国内にいながらもグローバルな環境であり、海外ファームと連携しながらの会計監査・アドバイザリー業務はとてもやりがいのある仕事でした。しかし、ビジネスの結果としての過去数値を監査・検証することよりも、アクティブにビジネスを推進し意思決定を行っていくフロントサイドにキャリアをシフトすることを意識していました。
外資系投資銀行の監査を行う中でM&Aに興味を持つことは自然な流れでした。監査法人からBig4系コンサルティングファームに転職し、FAS業務においてM&Aの基礎を習得した後、大手金融機関のプライベートエクイティ投資チームにおいて自己勘定投資(Leveraged Buyout)に従事しました。投資プロフェッショナルとして在籍6年弱で3件の投資実行(うち2件Exit)できたことは、自分の中での大きな成功体験になっています。また、ソーシング・エグゼキューション~投資後のバリューアップ~Exitまで一気通貫で経験できたことは経営管理全般のビジネススキルを身につける観点でとても貴重な経験でした。特に、投資後のPost-MergerフェーズにおいてITシステム最適化プロジェクトやビジネスインテリジェンスツールの導入等を通して、ITやデータアナリティクスに可能性を感じたことが次のキャリアへのきっかけとなっています。
2018年から現職(留学前)のデータアナリティクス・AI開発のスタートアップに参画しました。COO兼CFOとして、入社時8人だった会社を130名超まで成長させたこと、大手IT企業へのM&A Exitを達成できたことは、私の人生においてかけがえのない経験となりました。また、M&Aの売り手・買い手を社内外の立場から経験したことは私の視座を何段階も上げてくれたと思います。M&A後も引き続き経営に携わり、企業文化の融合や会社の成長に貢献できたと感じています。
思い返せば、キャリア形成について長期的なビジョンを設定するというより、キャリアチェンジのタイミングで興味ある職種・業界に直感的に飛び込んできました。また、学習面においても、これまでは体系的・学問的にビジネスを学ぶのではなく、個別業務に対処しながら知識を身に付けてきました。留学準備はキャリア形成、学習面で長期視点を再考する良い機会だったと思います。
When did you start getting interested in the MBA/MSc?
最初に海外大学院留学を検討していたのは2014年前後です。海外MBA/MScに興味を持ったきっかけとしては、①会計ファームにおいてグローバルな職場環境を経験し、いつかは海外に居住して国際感覚を身に付け、英語力を向上したいと思ったこと、②プライベートエクイティ投資に従事していた時、得意分野であるアカウンティング、ファイナンス以外の経営管理について体系的に学び直したいと思うようになったこと、の2点です。
その後、2018年からスタートアップに参画し、幸いにも会社を成長させ、Exitを経験することができました。Post-Merger Integrationが落ち着いた後、次のキャリア形成に向けてスキルや人的ネットワークをreshape/reframeしたいと思うようになり、2022年に入ってから本格的に留学準備を開始しました。
You are a bit older and have more career and management experience, what did you prioritize when selecting an MBA/MSc program?
プログラムの優先順位は以下の3点に基づき決定しました。
①同世代のClassmateを多く抱えるMid-career programであること(私は留学時40歳)
②Entrepreneurshipに強みを持っていること
③Full-time programで、現地に居住し家族が帯同できるビザが発行されること
当初はEMBAも検討していましたが、EMBAはPart-timeを前提としており③の条件を満たすことができないことを学校リサーチの中で知りました。最終的にはFull-timeを前提とするMid-career programの選択肢は数校に限られました。
What did you find attractive about the LBS Sloan Masters program?
以下の3点からLBS Sloan Mastersがベストなプログラムであると感じました。
①世界で最もシニアなプログラム(平均職務経験年数18年、平均年齢42~43歳)であり、EntrepreneurやCxOクラスが多く在籍していること。また、既にある程度シニアなポジションに在籍しているClassmateが多いので、卒業後のネットワークの質が高くなると考えました
②プログラム名のとおりLeadership & Strategyに特化しており、Entrepreneurship系のコースも充実していること
③子供の教育(8歳、3歳の2人)という観点で、ロンドンという多様性のある環境が魅力的であること。Alumniの先輩方もロンドンの学校事情について詳しく教えてくれたので大変助かりました。
特に、お話したAlumniの方々は皆とてもSupportiveで、LBSのコンセプトである"Contribution to the community"を文字通り体現されているな、と感じました。
The MBA experience is not all professional, what are some of the personal benefits you are seeking for you and your family?
今回の留学の目的の一つは子供の教育(8歳、3歳)です。私の子供たちが、国際金融都市ロンドンの中心で多様なクラスメートと共に学校生活を送ることができるという点、親冥利に尽きる、の一言です。また、LBSもSloan在校生のFamily Eventを多く開催してくれるらしく、Classmateの子供たちとの交流の機会も私の子供たちにとって貴重な体験となると思います。
What was the hardest part of the application for you?
最も苦労した点はEssayのアイデア出し、ストーリー構築です。LBS Sloan MastersのApplicationにおいては、600字のEssayを2つ書き上げる必要がありましたが、基本的なエッセンスは通常のMBAと同様、Why MBA/MSc? Why Now? 短期・長期ゴール、Why LBS?だと思います。私は公認会計士試験合格後に監査法人に入所し、就職活動も経験しませんでした。また、これまでどちらかというと直感的なキャリア形成をしてきたため、いわゆる「自己分析」を言語化して向き合うのは今回が初めてでした。しかし、今回の留学準備を通して”Who am I?”を考える良い機会だったと思います。
How did Edogijuku help you prepare a successful application?
私は、Resumeアドバイス、Essayアドバイス、Interview対策の3つのサービスを利用しました。
その中で感じたEdogijukuの強みは以下です。
①圧倒的な情報量
Edogijukuとコンタクトを取らないことがリスクであると感じるほど、主要な大学、プログラム、Applicants、卒業生等の情報がEdogijukuに集まります。Essayを書き始める前の自己分析の段階で、私の短期・長期ゴールの設定(スタートアップ関連)に関してEdから”It's a bit risky”と指摘を受けたことがありました。私は当初この指摘に関して疑問を感じていましたが、Edと議論を進める中で、彼は日本のスタートアップ業界にも精通していることを知りました。日本のユニコーン企業で活躍するMBAホルダーはかつてのEdgijukuのクライアントだったのです。Post-MBAのキャリア形成過程を熟知した上でのアドバイスであったことに大変感銘を受けました。
②レスポンスの速さ
とにかくレスポンスが速く大変助かりました。私の場合、初めての出願がLBSであり、かつ3rd round(7月12日)の出願を決めたのは6月に入ってからで、Why MBAを考え始めたのも期限の4週間ほど前でした。私のEssayアイデアを固めるにあたり、1~2回のディスカッションで自分のコアとなるストーリーを構築できたのは大きかったです。レスポンスが早いのでメールでのやり取りで特に不自由を感じたことはありませんでした。
③アドバイス
1時間のInterview対策を5回ほど利用しました。主に、Strategyを構築すること、Main idea(結論)を先に述べることに関してアドバイスを受けました。面接用のメインストーリーはいくつか用意していましたが、ダラダラとストーリーを話してから結論を最後に述べるという癖がついていました。Edからの「Main ideaを先に述べることで説明の効率を上げられる(少ないWord数で伝えることができる)」という点を意識できたこと、Model answerをフィードバックしてくれたことは大変効果的でした。
What advice would you give to applicants?
(留学準備面)
Mid-careerのプログラムでは、TOEFL/IELTSやGMAT/EAを不要(又はWaiver可)としているプログラムもありますので、Applicationの必要書類はよ~く各プログラムのWebサイトを確認されることをお勧めします。
また、当然ですが、留学するのは皆さま個人であり、合否を決めるのはAdmissions Officeです。
私は留学準備の中で、「GPAが・・・」「TOEFLが・・・」「GMATが・・・」と色々な意見を聞く中で「スコアが足りないからこの学校は無理」というように勝手に自分で自分の可能性を狭めていることに気付きました。
海外大学院は情報の非対称性が大きい領域だと思いますが、スコア、成績だけで合否を決めるわけではありません。
皆さまが情報に踊らされることなく、強い信念をもって留学準備・出願に臨まれることを願っています。
(メンタル面)
40歳に差し掛かり、晩年に「あれをやっておけばよかったな」と思うことの無いように日々意識して過ごすようになりました。
私は2015年に一度留学を断念しています。当時は自分の目標が無くなってしまったような喪失感を感じることもありました。
しかし、それ以降仕事に打ち込み実績を積むことで、8年越しの海外大学院留学を実現することができました。
何を始めるにも「今日の自分が一番若い」ので、遅いことはありません。
自分の可能性を信じて一歩を踏み出す皆さまを応援しています。
皆さまの夢の実現、志望校への合格を祈念してやみません。