You have an interesting career practicing in a law firm and then moving in house to work in a big company. When did you start thinking about earning an MBA?
司法修習を終えて就職した当初から、いずれかの時点で留学をしたいと考えていました。短期の海外旅行以外で日本を出たことがなく、国際的な視野及び語学の面で、将来のキャリアについて漠然と不安を抱いていたためです。法曹業界では米国LLMに留学するのが通常であるため、深く考えることなくその道を希望しており、それは「より深くビジネスにコミットしたい」という思いから企業内弁護士に転身してからも同じでした。
しかし、入社後数年を経た頃に、社内にMBA派遣プログラムがあるということを知りました。折しも当時、私は「法務部門」という枠に飽き足らなさを感じ始めていました。企業の中に入ってより密接に事業に関与し、社会に貢献する新しいビジネスを推進することで社会貢献の感覚や知的好奇心の充足を実現できる、と今考えれば楽観的に考えて入社したのですが、入社後3年を経てもいまいちそういう実感が湧きませんでした。
その要因としては色々あったと思いますが、組織的・風土的な問題を変えることは少なくとも現時点の私には難しいので、まずは自分自身の問題、つまり「事業を推進するうえで必要な知見の欠如(法務関係除く)」「グローバルにビジネスを推進するうえで必要な語学力及び人脈の欠如」といった要因を、MBAを通じて解消することが良いと考えました。
Among the MBA programs you decided to prioritize programs in the EU, can you share the reasons why?
私は、MBA受験を考え始めた段階で大学の友人からCambridgeの話を聞いて惚れ込んでしまったというところがありますので、米国やアジアのプログラムはそもそもあまり真剣に調べていません。ですので、若干不正確なところもあるかもしれませんが、その前提でお読みいただければと思います。
まず一般論として、欧州校の方が、年齢層が私に近く、また国際性が豊かであると聞いていました。また、社内には米国留学経験者は多くいるものの、欧州への留学経験者はほとんどいなそうなので、欧州の事情に通じていることは1つの差別化にもなると思いました。特に、法務という観点からは欧州は多くの国際的なトレンドの発信源となっていますので、MBAで直接それらを学ぶことはないと思われるものの、ある程度の土地勘ないし人脈を作れたら有益だと感じました。
また、個人的な話になりますが、ピアノ演奏を趣味にしており、西洋音楽や西洋史に興味があるので、私生活面でも最高のロケーションということになります。また妻が欧州で生活していたことがあるので、現地の生活に溶け込む意味でもより良い環境であると思いました。
As an in house lawyer, how do you think the MBA is going to help enhance your career?
企業人として最も重要なのは意思決定の技術、及び意思決定を正しい方向に導くための説得・合意形成の技術だと思います。テクノロジーの発達で機械的な分析や情報収集はますます容易になっていくなかで、意思決定の相対的な価値はますます高まっていくと思います。そのため、意思決定に必要な諸要素やそれを理解するための様々な知見(法務はもちろんその1つですが、他にも経営戦略、組織運営、会計、ファイナンス、テクノロジーなど)を実践的な形で理解しておくことが必要だと思います。1年だけのプログラムですべてについて満足できる知見が得られるとまでは思わないものの、少なくともその基礎をMBAが与えてくれるものと期待しています。そのため、質問の趣旨とずれてしまうかもしれませんが、ただの「企業内弁護士」を卒業し、キャリアの選択肢を広げるための一助になることを期待しています。
What are you expecting the most from Cambridge?
Cambridgeでは、複数のコンサルティングプロジェクトに取り組むことが必修となっており、1年間という短い期間の中で実践の機会が多く提供されているのが特徴だと思います。法務職もある種のコンサルティングを専門とするものではありますが、全く異なる観点からのコンサルティングを経験することで、会社復帰後の業務の付加価値を高めていきたいと思います。
また、ビジネススクールのみならずカレッジの一員として、所属するカレッジの活動に参加できることがCambridgeの特徴だと思います。私は家族帯同のため物理的にはカレッジの外に住むことになりますが、積極的にカレッジの活動に参加することで学際的なネットワークを築き、広い視野を持つようになりたいと思います。具体的なガイダンスは入学後のようですが、図書館やピアノ練習室が利用できるほか、ダイニングホールでの晩餐会やチャペルでの毎週のコンサートがあるようです。上記のような経営に関するスキルセットを身に着けることや近い職種・業界の人脈を築くことはもちろんですが、Cambridgeの長い歴史と広いコミュニティが私の世界観を大きく変えてくれることを期待します。
What was the most difficult part of the application process?
最も難しいと感じたのは、インタビューの準備です。私はまず英語での面接を経験したことがなく、そもそも日本語での面接であってもあまり得意ではありません。また、オンラインでの面接というのも初めてで、書類選考を通過したは良いものの、どのようなインタビューが行われるのか、どのような準備をしたらよいのか全くイメージが湧きませんでした。
この点は最も難しいと感じたと同時に、最もEdに助けられた部分でもあります。残念ながらEdのセミナーにリアルタイムで参加することはできなかったのですが、メーリングリストで提供される各種insightは「理想的なインタビューとはどういうものか」について、(正直あのレベルでの実践はできないものの)具体的にイメージをする一助になりました。また、スクリプトについても色々と率直な意見をいただけたため、内容についても自信をもって準備を進めることができました。インタビュー対策で困っている方は、早めに彼とスクリプトを共有して意見交換を重ね、おおよそ典型的な質問ができあがった段階で一度模擬インタビューをしてみるのが良いと思います。私はEdと一度だけ行ったのが唯一の模擬インタビューでしたが、典型的な質問や面接の雰囲気が理解できました。それほど多数回行う必要はない(それくらいならAnswer buildingに時間をかけるべき)と思いますが、0回と1回では大違いだと思います。
How did Edogijuku help you prepare a successful application?
上記のとおりインタビュー対策で最もお世話になりましたが、それ以外ではやはり様々な形での情報提供がたいへん助かりました。MBA受験に取り組む多くの人は、人生で初めてのMBA受験だと思います。エッセイに着手する時期やエッセイ・推薦状の内容など、過去のサンプルを含む情報提供には大変助けられました。MBA在校生・卒業生の経験は結局のところ個人の経験であり、異なった個性を持つ自分にそのまま当てはめることは難しいこともあります。しかし、Edのアドバイスは過去の無数のクライアントの集合知です。綺羅星のごとく多くの成功者がいる中で、「今すべきことは何か」を明確に示してくれる助言者の存在は、私の受験準備の中で北極星の役割を果たしていたといえます。
Do you have advice for future applicants?
人の能力・個性は多様であり、ビジネススクールが求めるものも多様です。人との比較で過度な楽観や過度な悲観に陥るのではなく、信頼できる助言者をみつけて、しかし最終的には自分の内なる確信に従って努力を重ね、合格を勝ち取っていただければと思います。
司法修習を終えて就職した当初から、いずれかの時点で留学をしたいと考えていました。短期の海外旅行以外で日本を出たことがなく、国際的な視野及び語学の面で、将来のキャリアについて漠然と不安を抱いていたためです。法曹業界では米国LLMに留学するのが通常であるため、深く考えることなくその道を希望しており、それは「より深くビジネスにコミットしたい」という思いから企業内弁護士に転身してからも同じでした。
しかし、入社後数年を経た頃に、社内にMBA派遣プログラムがあるということを知りました。折しも当時、私は「法務部門」という枠に飽き足らなさを感じ始めていました。企業の中に入ってより密接に事業に関与し、社会に貢献する新しいビジネスを推進することで社会貢献の感覚や知的好奇心の充足を実現できる、と今考えれば楽観的に考えて入社したのですが、入社後3年を経てもいまいちそういう実感が湧きませんでした。
その要因としては色々あったと思いますが、組織的・風土的な問題を変えることは少なくとも現時点の私には難しいので、まずは自分自身の問題、つまり「事業を推進するうえで必要な知見の欠如(法務関係除く)」「グローバルにビジネスを推進するうえで必要な語学力及び人脈の欠如」といった要因を、MBAを通じて解消することが良いと考えました。
Among the MBA programs you decided to prioritize programs in the EU, can you share the reasons why?
私は、MBA受験を考え始めた段階で大学の友人からCambridgeの話を聞いて惚れ込んでしまったというところがありますので、米国やアジアのプログラムはそもそもあまり真剣に調べていません。ですので、若干不正確なところもあるかもしれませんが、その前提でお読みいただければと思います。
まず一般論として、欧州校の方が、年齢層が私に近く、また国際性が豊かであると聞いていました。また、社内には米国留学経験者は多くいるものの、欧州への留学経験者はほとんどいなそうなので、欧州の事情に通じていることは1つの差別化にもなると思いました。特に、法務という観点からは欧州は多くの国際的なトレンドの発信源となっていますので、MBAで直接それらを学ぶことはないと思われるものの、ある程度の土地勘ないし人脈を作れたら有益だと感じました。
また、個人的な話になりますが、ピアノ演奏を趣味にしており、西洋音楽や西洋史に興味があるので、私生活面でも最高のロケーションということになります。また妻が欧州で生活していたことがあるので、現地の生活に溶け込む意味でもより良い環境であると思いました。
As an in house lawyer, how do you think the MBA is going to help enhance your career?
企業人として最も重要なのは意思決定の技術、及び意思決定を正しい方向に導くための説得・合意形成の技術だと思います。テクノロジーの発達で機械的な分析や情報収集はますます容易になっていくなかで、意思決定の相対的な価値はますます高まっていくと思います。そのため、意思決定に必要な諸要素やそれを理解するための様々な知見(法務はもちろんその1つですが、他にも経営戦略、組織運営、会計、ファイナンス、テクノロジーなど)を実践的な形で理解しておくことが必要だと思います。1年だけのプログラムですべてについて満足できる知見が得られるとまでは思わないものの、少なくともその基礎をMBAが与えてくれるものと期待しています。そのため、質問の趣旨とずれてしまうかもしれませんが、ただの「企業内弁護士」を卒業し、キャリアの選択肢を広げるための一助になることを期待しています。
What are you expecting the most from Cambridge?
Cambridgeでは、複数のコンサルティングプロジェクトに取り組むことが必修となっており、1年間という短い期間の中で実践の機会が多く提供されているのが特徴だと思います。法務職もある種のコンサルティングを専門とするものではありますが、全く異なる観点からのコンサルティングを経験することで、会社復帰後の業務の付加価値を高めていきたいと思います。
また、ビジネススクールのみならずカレッジの一員として、所属するカレッジの活動に参加できることがCambridgeの特徴だと思います。私は家族帯同のため物理的にはカレッジの外に住むことになりますが、積極的にカレッジの活動に参加することで学際的なネットワークを築き、広い視野を持つようになりたいと思います。具体的なガイダンスは入学後のようですが、図書館やピアノ練習室が利用できるほか、ダイニングホールでの晩餐会やチャペルでの毎週のコンサートがあるようです。上記のような経営に関するスキルセットを身に着けることや近い職種・業界の人脈を築くことはもちろんですが、Cambridgeの長い歴史と広いコミュニティが私の世界観を大きく変えてくれることを期待します。
What was the most difficult part of the application process?
最も難しいと感じたのは、インタビューの準備です。私はまず英語での面接を経験したことがなく、そもそも日本語での面接であってもあまり得意ではありません。また、オンラインでの面接というのも初めてで、書類選考を通過したは良いものの、どのようなインタビューが行われるのか、どのような準備をしたらよいのか全くイメージが湧きませんでした。
この点は最も難しいと感じたと同時に、最もEdに助けられた部分でもあります。残念ながらEdのセミナーにリアルタイムで参加することはできなかったのですが、メーリングリストで提供される各種insightは「理想的なインタビューとはどういうものか」について、(正直あのレベルでの実践はできないものの)具体的にイメージをする一助になりました。また、スクリプトについても色々と率直な意見をいただけたため、内容についても自信をもって準備を進めることができました。インタビュー対策で困っている方は、早めに彼とスクリプトを共有して意見交換を重ね、おおよそ典型的な質問ができあがった段階で一度模擬インタビューをしてみるのが良いと思います。私はEdと一度だけ行ったのが唯一の模擬インタビューでしたが、典型的な質問や面接の雰囲気が理解できました。それほど多数回行う必要はない(それくらいならAnswer buildingに時間をかけるべき)と思いますが、0回と1回では大違いだと思います。
How did Edogijuku help you prepare a successful application?
上記のとおりインタビュー対策で最もお世話になりましたが、それ以外ではやはり様々な形での情報提供がたいへん助かりました。MBA受験に取り組む多くの人は、人生で初めてのMBA受験だと思います。エッセイに着手する時期やエッセイ・推薦状の内容など、過去のサンプルを含む情報提供には大変助けられました。MBA在校生・卒業生の経験は結局のところ個人の経験であり、異なった個性を持つ自分にそのまま当てはめることは難しいこともあります。しかし、Edのアドバイスは過去の無数のクライアントの集合知です。綺羅星のごとく多くの成功者がいる中で、「今すべきことは何か」を明確に示してくれる助言者の存在は、私の受験準備の中で北極星の役割を果たしていたといえます。
Do you have advice for future applicants?
人の能力・個性は多様であり、ビジネススクールが求めるものも多様です。人との比較で過度な楽観や過度な悲観に陥るのではなく、信頼できる助言者をみつけて、しかし最終的には自分の内なる確信に従って努力を重ね、合格を勝ち取っていただければと思います。