Alumni Interviews

Anonymous / HBS MBA Class of 2027

都内の国立大学在学中、休学して1年間、英語圏の国へ私費留学。大学卒業後は日本の事業会社に約10年勤務。そのうち直近の約5年間は海外に駐在していました。社費留学生となります。
You grew up in Japan and decided to take a leave of absence to study abroad, how did that impact your career?
私は中学1年生で初めて英語に触れ、中学3年生のときに2週間の海外ホームステイを経験しました。その出来事がきっかけで、海外での生活や仕事に対する漠然とした興味を抱くようになりました。大学3年生の際、休学して1年間私費留学とインターンシップを経験する決断をしました。多様な国籍のルームメイトと共同生活を送り、互いに深い信頼関係を築けたことが何よりの収穫でした。この経験を踏まえ、日本で企業の強みを学び、海外でその強みを活かせる環境を求めて現在の会社に入社しました。実際、海外駐在中には日本で培ったノウハウを存分に活用でき、この目標はひとまず達成できたと考えています。
You had success in Japan and working overseas, why did you think that you need an MBA?
海外駐在先は確かに国際的な環境ではありましたが、同一業界・同一企業の仲間と共に目標に向けて協力するため、国特有の難しさを除けば、案件推進のためのチームワークは比較的スムーズでした。しかし、将来的に、より多国籍な環境や、複数企業の合弁事業などでリーダーシップを発揮するためには、多様な意見やモチベーションを理解・調整する能力が不可欠であると感じるようになりました。そのため、学生同士というフラットな環境で、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間と学び合える場を求め、米国MBAの取得を検討し始めました。
What are you expecting the most from HBS?
日常業務ではあまり接する機会のない他業界のケーススタディを、クラスメートや教授と議論することを非常に楽しみにしています。職業柄あらゆる業界の方がお客様になりうるので、さまざまな業界のニーズや抱えている課題を直接学べる点は大変魅力的です。
What was the most difficult part of the application process?
やはりGMAT対策が最も過酷なパートでした。社費留学が決まった2月から本格的に対策をはじめましたが、Round 1に応募するには、8月までに一定のスコアをクリアする必要があり、時間的にも身体的にも大変な負担となりました。EDさんに3月に初回相談をしたときに、「エッセイや面接のことは気にしないで、まずはスコアメイクに全力投球してください」という明確な指針をいただけたのは大変重要なアドバイスでした。幸いなことに8月に受験した3回目のGMATでは最高点を取得できましたが、アプリケーション初期に求められるプロセスの割には、準備全体が非常にストレスフルなプロセスでした。さらに、GMAT Focusという新形式に移行した年であったため、8月以降も自分のスコアが志望校の期待に沿っているかどうかが分からなかったことも、ストレスの要因となりました。
How did Edogijuku help you prepare a successful application?
EDさんにはエッセイの作成や面接練習で大いに助けていただきました。また、EDさんのネットワークを通じて、各校の現役生や同窓生の方々をご紹介いただけたおかげで、キャンパスビジットやOB訪問を通じて各学校の特徴を深く知ることができました。

(1) エッセイ: EDさんはレスポンスが非常に迅速で的確に改善点を示してくださるため、せっかちな性格の私には最高のコンサルタントでした。MBAのエッセイは「いかに要点を絞り、全体的なアプリケーションと一貫性のある内容にするか」が重要となります。私はEDさんとのオンラインセッションとメール相談を併用しながら、何度もゼロから書き直す作業を繰り返しました。Round 1の準備については、課題が発表される7月下旬頃からブレインストーミングを始め、8月からEDさんとの相談を開始し、9月中旬に完成させるというスケジュールで取り組みました。Round 2は課題が事前にわかることもあり、より計画的に準備を進めやすかったと感じます。

(2) 面接練習: HBSの面接に向けて、EDさんとは10回以上の模擬面接を実施しました。HBSの面接は面接官がアプリケーションを詳細に読み込んで臨むため、私のバックグラウンドを熟知しているEDさんとの練習は非常に効果的でした。また、面接の日程予約についてもEDさんから適切なアドバイスをいただいたことで、戦略的に計画を立てることができました。
Do you have any advice for future applicants?
未熟な私がアドバイスを差し上げるのは恐縮ですが、リーダーシップ・チームワーク・国際経験などのキーワードに関連する学生生活や実務経験を、少なくとも2つ以上意識的に積んでおくことをお勧めします。業務経験は「盛る」ことが難しく、学校側にはエッセイや面接を通じて、リアルな言葉で語られているかどうかはすぐに見抜かれると覚悟しておく必要があります。

本格的なMBA受験が始まると、スコアメイクなどに追われ、新しい経験を積む余裕がなくなります。そのため、受験準備の前に自信を持って説明できるキャリア経験を積んでおくことが大切だと思います。MBA受験は大変ですが、プロの面接官に自分の歩んできたキャリアや選択について真剣に聞いてもらえるという、とても貴重な経験が出来ます。将来を考えるうえでもMBA受験は学びの多いプロセスですので、是非頑張ってください!